化石から過去を知り、未来を思う
かつて地球が誕生してから人類が登場する前までの地質時代に暮らしていた生きものたち。私たちは土のなかから発掘された化石を調べることで、それらが生きていたようすを想像するだけでなく、ひいては地球の歴史や命のサイクルまでも学ぶことができます。日本でもアンモナイトをはじめ、たくさんの化石が見つかっています。
化石採集家の大八木和久さんは、中学生のときに化石に出会って以来およそ50年間、日本全国を旅しながら化石を採集し、クリーニングや整理、記録、保管を続けてきました。これまでに各地で集めた化石の標本は9,000点にもおよびます。
過去から現在、そして未来へとつなぐ化石。今、私たちが生きている証がやがて化石となり、ずっと先の未来の人々が何かのメッセージとして掘り起こすときがくるかもしれません。
» mammoth no.34 SOIL issue 「土」特集
https://www.mammothschool.com/2017/03/mammoth-34-soil/